通貨の膨張 2005 5 5
FRBが、利上げを継続したと聞きますが、
これは、主にインフレ予防と言われています。
しかし、ある面では、原油価格対策と言えるかもしれません。
原油の需給に問題がなく、なおかつOPECの増産にも反応しないで、
原油価格が上昇するとするならば、
原油価格の形成は、投機的な要素が強いと思います。
超低金利は、通貨の膨張を招きます。
その膨張が、原油価格の高騰を招いているとしたら、
通貨の膨張は止めて、通貨の縮小を考えるでしょう。
膨張した通貨が、原油市場に向かうとしたら、不健全だと思います。
こうした通貨は、設備投資や個人消費の拡大、あるいは株高に向かうべきです。